記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SVEA123 【MAX SIEVERT SVEA123 ‐first generation‐】

20180119163732261.jpeg

潔く、強い。
SVEA123は、そういうバーナーだ。

素材に無垢の真鍮を用い、
パーツ数は最小限。
偶然なのか、意図したのか。
それを知るよしもないけれど、
半世紀という時間の篩に掛けられて現れた潔さと強さに
僕は開発者の美学を感じる。
2018011917405092c.jpeg


きっとこれはただの竈なのだ。
野営する中でゴロ石を集めて築く簡素な竈なのだ。
そこに装飾を施す者はいない。
見栄えだけ整える者もいない。
必要なのは、
火が適度に燃えることと、
煮炊きが出来ること。
それだけだ。
竈は翌朝解体してゴロ石に戻し、
野営地を自然へ返す。
だから、そういうものに塗装など必要ない。
目を引く装飾も施さない。
塗装も装飾も、それらはただの見栄だ。

実用品が見栄をはってどうする?
実用本位であるべきだ。
だから、実用については妥協しない。
そんな声が聞こえる気がする。

様々な荷が詰め込まれるバックパックの中で
直線的な筐体は変形しやすい。
それを回避するために円構造を採用し、
さらに風防と五徳を兼ねる。
20180119162223ee6.jpeg

五徳は、安定を考えるなら3点支持だ。
4点、5点支持は見た目の安心感と実際の安定とに隔たりがある。
また、シェラカップから底面積の広いクッカーまで受け止められるよう、
五徳は展開できるようにする。
201801191622283dd.jpeg

火傷の危険を減らすため
火力調節ツマミは熱源から遠い方が良い。
だから、コントロールバルブを出来うる限り斜め下へ延ばす。
20180119162230bf0.jpeg

野営中、煮炊きする時間などそう長くはない。
だから、連続燃焼時間は小一時間ほどで十分だろう。
それに見合ったタンク容量があれば良い。

真鍮という素材は、加工のしやすさで選ばれたのだろう。
しかし、別の面でのメリットもある。
真鍮は鉄のようには錆びないのだ。
1968年に出版されたコリン・フレッチャーの
『The Complete walker』で紹介されているバーナーは幾つもあるが
例えば当時物のoptimus 8R、primus71Lなどは塗装が剥がれ、錆びているものも多い。
その中で、SVEA123は錆びずに朽ちずに実用を保っている。
20180114212743df0.jpeg

アウトドアバーナーは所詮、趣味の世界のもの。
たとえロングトレイルに出たとしたって数ヶ月。
縦走だって10日を超える人間は稀である。
結局、こういうものは長きに渡って使われることが無い。
パートタイムな使い方をするだけである。
そして、進化した製品も出てくるのが常である。
人のアウトドア熱など平均すればたかだか数年だろう。
そんな中、まるで時代を超越して使われようという意志をもったかのように
必要なことだけを身体に備えているのがsvea123だと僕は感じる。


ま、こんな印象なんて単なる僕の妄想だろう。
でも、second generation SVEA123(OPTIMUS製)を20年ほど使い
first generation SVEA123(MAX SIEVERT製)を数日使った
僕個人の実感でもある。
20180119164430641.jpeg
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

道楽

Author:道楽
ちわ、世界。

どーよ、調子は?

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
趣味・実用
6663位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アウトドア・キャンプ
463位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。