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Petromax 834 : restoration : (ペトロマックス 834のレストア)

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なんだこのオブジェは?
傾奇者が使ってた黒い金属製の七輪かい?
つか、立ちゃしねーじゃんコイツ。

出先の蔵の深くに転がされてた歪なメカ。
真鍮や鋼 、配管と油の匂い、
歯車や発条、ニキシー管の時計とか。
そういうものたちの中に置きたくなるようなスチームパンク的な佇まい。

そんな第一印象の未知なる物体を観察すると、
本体やらプレートやらには見知った文字列。
ピー イー ティー アール オー エム エー エックス。
PETROMAX.....ペトロマックス?」

脳内で斎藤工が淡々とした声で言う。
" 観察し、仮説を立て、実験をし、考察する.... "
バックに流れてるのは勿論『考えるカラス』のオープニング曲である。

とりあえず先入観を取っ払って観察すると
七輪の火床と見えたところには
ノズルとヴァポライザーらしきものがある。
そうなると各パーツについても多少の合点はいく。
水道コック風の十文字は、バルブ。
七輪の火力調節窓に思えた部分を覗くと
ニップルとミキシングチューブも確認できる。

嘘臭いがガチでランタンぽい。

現代はHypertext Transfer Protocolで
world wide webっつーhigh-techな世の中ですから、
プレートに刻まれている「№834」で
とりあえず検索をかけると
ホントにランタンだった。
ついでに僕の認識は天地が逆だったこともわかる。
hanging lantern、donut lanternとか言われるタイプらしい。

まぁ、ランタンなら話は早い。
多少の勝手も心得てる。
錆と固着が甚だしいし、
管内の詰まりなんかもあるだろう。
けど、タンクからノズルまで辿るとパーツの欠落は無さげである。
なんとかできるんじゃないだろか。
幸いネット上には先達の奮闘履歴が見受けられるし。
やっちゃうか?
そんな、良からぬ高揚感がじわりと。

埃を払い、煤を拭い、錆を落とす。
分解をし、清掃する。
塗装を剥いて、再塗装。
途中で泣きそうになりつつも、
仮組み、チェック、修正のループを抜けて、
再稼働はOK。

Petromax 834 。
MADE IN GERMANY。
どうやら1930〜40年頃のものであるらしい。
タンク容量は1000mlぐらい。
灯油込みだと重さは5000gオーバーである。
そしてやっぱり立ちゃしねぇので
キャンプ使いも運搬も面倒そうだけれど、
tilley pl53とはまた違った面白い雰囲気のあるランタンである。

現在、火屋の到着を待っている。


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